白鋼の剣鉈が欲しくて探していたら、細身の当品が目に付いたので購入しました。
約1週間ほど待ちましたが、待つ事も楽しみになるのが手作りの良さですね。
手に取った瞬間、思ったよりも軽く感じました。
確かに細身なので軽いのは間違いないんでしょうけど、30cmと思わせぬバランスの良さが伝わって来ました。
良く見ると背が微妙に湾曲していて、恐らく刃もわからないくらい内向きに反っているように見え、その実用性から生み出されたであろう曲線が非常に美しい。
まだ紙しか切っていませんが、吸い付くような切れ味がいい。
白鋼もいいと思わせてくれました。
鞘はパチンと小気味良く収まる上等なもの。
握りやすいと思って柄を見ると、刃の割り込み部分の隙間が木で塞いであり、滑らかに仕上げられていました。
刃物でここまでしてあるのは初めて見ました。
この部分は結構錆びやすいので、嬉しい細工です。
柄の長さも短過ぎず丁度いい。
無骨と思ってたんですけど、非常に繊細な配慮に脱帽です。
こんなに丁寧に作ってある剣鉈を1万円台で買えるなんて幸せです。
四代目晶之氏の鋼に打ち込んだ美学が伝わって来るように感じました。
ご購入商品:土佐狩猟剣鉈300 両刃 白鋼 磨 |