◆神獣・青龍に願いを込めて◆ 龍は、四聖獣が世界の四方を守るという古代中国の四方四神の思想に基づき、東方の守護神とされています。 財運を呼び込み、良き人脈をもたらす神聖なる存在として崇められる龍。 その二頭に願いを込め、一本一本丹念に鏨（たがね）彫りを施しました。 ◆気品と風格漂う鍛造刃物◆ 土佐に受け継がれる四百年の伝統技術【土佐自由鍛造】によって鍛えられたブレードは、 「切れ味」「研ぎやすさ」「耐久性」に優れ、職人たちから高い評価を得ています。 土佐オリジナル白鋼を火造りし鍛造、地金の極軟鉄を、 鋼に挟み込んで鍛え上げる――まるで日本刀の作刀技術を受け継ぐかのような秘伝の技が込められています。 ◆贅を尽くした端正な拵え◆ 鞘には日本刀の技術を取り入れています。堅牢な朴鞘にまずオイルステンを塗装し、 その上から京都西陣織物純綿（じゅんめん）を織り込み、日本刀柄巻技法にて丹念に諸捻巻（もろひねりまき）を施しました。 その仕上がりは、格調高く洗練された美しさを誇ります。 ◆典雅な趣の黒金漆仕上げ◆ 二頭の龍には、特別仕様の金彩を施し、その威厳ある姿を際立たせています。 柄は重厚な黒金塗り仕上げで、漆を十五回丹念に塗り重ね、 一本一本時間をかけて手作業で仕上げました。 細部にまでこだわった職人技が、気品と風格を極めた逸品へと昇華させています。