日本最後の清流、四万十川が育んだ川漁師、山漁師…。わずかばかりの食料を携え、渓流の奥深くわけ入り露営する。急峻な山と渓谷、徘徊する大型獣など過酷な状況下で、最高度のサバイバル技術が求められる。そんな彼らが肌身離さず携行、命を頼む万能刀極(きわめ)。プロの漁師の信頼に答える徹底した実用品であり、土佐・四万十に生きる漁師のシンボルだ。極は、日本刀の玉鋼に近い組成で知られる日立安来鋼青二号を古地軟鉄に合わせ、熱して鍛える古式自由鍛造による本割込。折れず、曲がらず、抜群の刃持ちという特性を叶えている。錆びにくい黒槌目、狩猟の解体に欠かせない血抜き溝を採用。ブレードの裏側には商品名である極と製作者の豊国の刻印が刻まれる。安全対策の鉄製ヒルトには黒ツバ輪を採用。作業時に、刃から指を守る。濡れても滑らないチェッカー彫りはグリップ力を高める役割もある。チェッカー加工は、一本一本職人が手作業で仕上げています。この一本で、渓流を初め狩猟や枝打ち、キャンプや登山、また木工・竹細工などに幅広く活躍するだろう。鞘と持ち手のハンドルには落ち着いた色合いの、オイルステン着色を施しています。鞘には、腰にぶら下げて移動が出来る革バンドが付属します。日本の作刀技術から生まれた卓抜した切れ味の極…。